紙芝居 世次谷戸の伝説(表示されている絵の下に解説文があります。)

@↑世次谷戸と言うのは横浜市青葉区鉄町の小字名(こあざめい)で地番は2155〜2142の所に現在も存在します。この世次谷戸の 地名の由来が
現在でも残されています。 

A↑江戸時代の始めの頃一人の男が江戸の炭屋で働いていました。名前は世次郎といい、とても働き者でした。ところが体に変調を 訴えた為、
故郷の駿河へ帰ることにしました。

B↑帰る途中どうしたことか道を間違え、黒金郷(現在の鉄町)の山中に迷い込み、衰弱して倒れてしまいました。たまたま通り かかった
村人のきこりに助けられました。

C↑小さな小屋を作り、此処に住むようになりました。村人がいろいろめんどうを見てあげました。世次郎は農耕をはじめました。

D↑世次郎は正直でまじめでよく働き耕作地を拡げ、生活も楽になりました。家も大きくしました。

E↑世話する人も現れ、付近の農家からお嫁さんをもらいました。そして代々「世次郎」名を継ぎ住んでいました。

F↑何時の頃か突然家族ともども姿を消してしまいました。近所の人には江戸へ行くと語ったと言われたそうです。その後 この地を
「世次谷戸」と呼んでいる。